【社内ニート実体験1】新卒新人一年目のつらい社内ニート時代|実際のスケジュールと過ごし方は?

つれづれなるままに書くシリーズ

皆さんこんにちわ!

今日は筆者が新卒一年目の時にほぼ一年間社内ニートをしていた時の話をします。

この記事を読んでいるということは、みなさんは
・社内ニート
・社内ニートに関係する人
・社内ニートに関心がある人
のいずれかにあたるか思います。

現時点で、ご自分が社内ニートでやることがなくつらい思いをしているいるかもしれませんが、自分一人だけじゃないんだな~とか、結構起こることなんだな~と感じていただき、この記事を読むことで少しでも気が楽になればと思います。

また、実際に筆者が社内ニートのときにやったことや有益だったこともご紹介しますので、よければお試しください!

この記事を書いた人

じむなり

【取得資格】
TOEIC915点
英検1級合格(リスニング素点得点率93%)
英検準1級合格(ライティング素点得点率94%)
【お仕事】
非情報系学部からITエンジニアになり、ヨーロッパや海外拠点とソフトウェア開発しています。
オンライン英会話講師の副業も始めました。
【趣味】
カフェで虚無タイム

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社内ニートとは

まず社内ニートとは

・やる仕事が少なく、勤務時間中暇な人
・出社はしているものの実質的な仕事が与えらない人
・会社のなかで仕事がない、あるいは簡単な仕事しか任されない人

のことを指します。

背景説明:筆者の立場、プロジェクトについて

筆者の立場について

筆者は2018年4月に学部卒(非情報系学部)として、大手SIerに技術職として入社しました。
大学の頃は文系と理系が混ざったような、スポーツ科学系の学部に所属していたので、情報系学部卒ではなく、全くITについての知識はありませんでした。

就職活動をしていた際は、企業側から
「文系学部、情報系以外の理系学部出身者も歓迎!」というような条件だったので、
「いっちょやってみるか!」という気持ちで採用面接に臨み、結果として内定をいただくことができました。

ただし、企業側からは「やはり情報系出身でない人は最初は苦労するよ~」と言われていたので、ちょっとビビっていました・・・

プロジェクトについて

そんなこんなで筆者はソフトウェア開発を行うプロジェクトに参画し、最初はプログラマー、テスターとして配属されていました。

プロジェクトとしては、参画した当初は30名程度。私が退職する4年後には50名程度まで拡大するようなかなり大きめ、かつ、参画初期は拡大傾向でした。
また、当プロジェクトは各世代の優秀な先輩の正社員が配属されるような部署でかなりハイレベルなプロジェクトでした。

※筆者はまずは雑用係的なポジションで参画していて、優秀という理由でこのプロジェクトに入ったわけではないです(泣)

状況:参画プロジェクトは忙しいのに新卒一年目SEの自分は仕事がなくて、つらい

上記のような環境で研修が終わった2018年5月にプロジェクトに参画しました。

配属された後からプロジェクトのほかメンバーは忙しそうにしていたものの、私自身は2019年1月ごろまで、具体的な作業はなく、業務時間中は結構暇していました・・・

その当時具体的にやっていたことは、以下のような業務(ほぼ新人雑務)でした。

新人向けの仕事があるといえばそれでOKなのですが、「俺はほんとにITエンジニアしてるのか!?!?」と日々疑問でした・・・

【毎日の新人雑務】

エンジニア業務作業内容時間/回回数/日
No自分の部署に来た郵送物を振り分けて宛先のデスクまで配達15分2,3回
No部屋のブラインドの開け閉め5分2回

【毎月の新人雑務】

エンジニア業務作業内容時間/回回数/月
Yes議事録係30分4回
Yes結合テストの実施180-300分2,3回
Yes教育担当の先輩からの宿題実施120-180分1回
No車の定期点検、車検対応、トラブル対応60-120分1回
No新規参加メンバーの出欠マグネット作成15分1回
Noメンバー一覧のリスト更新5分1回
No飲み会の幹事業務外なのでノーカウント1回

【その他の新人雑務】

エンジニア業務作業内容時間/回回数/年
YesPCやディスプレイの機器管理
配達(会社-お客さん社屋)
60-120分2,3回
No大きい会議がある際の会議室の設営60-120分2,3回
No車の定期点検、車検対応、トラブル対応60-120分10回

新人社内ニートだったときの具体的なスケジュール(日単位)

上記のような作業内容だったので、日単位の業務は下記の表のような状態でした。

エンジニア業務作業内容
08:45-09:15出社、朝礼
09:15-11:30作業があればそれをやる(なければ暇・・・)
11:45-12:00社内郵送物配達
12:00-13:00昼休憩
13:00-17:30作業があればそれをやる(なければ暇・・・)
17:30-17:45社内郵送物配達
17:45-18:00退勤準備、退勤

大体週に1,2回は3時間程度やることが渡してもらえるので、その時は作業をしていましたが、ない場合にはその時間自分でやることを探して作業(しているふり?)をしていました。

なぜ新卒一年目で社内ニートになってしまった・・・?

これは自分が社内ニートを終えた、二年後に新人教育担当になった際に感じたことですが、自分が社内ニートになった原因としては大きく分けて以下の3つがあげられると思います。

社内ニートの原因1:筆者のレベル(低)とプロジェクトのレベル(高)の違いが大きかった

前述したとおり、筆者は全く情報系の勉強を学生の頃にしてこなかったので、IT用語がほとんどわからない状態(※)でした。
(※)採用面接のときに、「なんでも良いから開発言語触ってきてね~」と言われたので、テキストファイルでHTMLのタグで簡単な画面を作るくらいはしましたが、適当にサイトを見つけて、それをコピペしてたくらいでした・・・

なので、配属直後の課長やリーダーからの面談の際に「全然ど素人です!!!(自信)」と全力でお伝えしていたのもあり。課長やリーダーは「どうすっかな・・・今はまだ仕事渡せないな・・・」となっていたと思います。

また、プロジェクト自体が任せられている業務も要件定義と仕様作成の間~コーディングまでを受け持っており、単純作業が比較的少ない業務でした。

アジャイル開発のプロジェクトだったため、コーディング自体も仕様設計と同時並行で進んでいくような状態で、やはり丸腰の新人にはハイレベルな業務でした。

社内ニートの原因2:正社員メンバーの処理すべき実務が多く、新人教育の時間がなかった

“原因1″と重複しますが、プロジェクト自体が任せられている業務はハイレベルで、正社員メンバーは顧客とのミーティングや協力会社メンバー(派遣社員の方など)の業務のとりまとめなど優先度の高い作業を行っていました。また、緊急対応や顧客からの問い合わせなどもあったため、新人教育のようないつでもできる作業は後回しにせざるを得なかったのだと思います。

社内ニートの原因3:年齢の近いメンバーがおらず、筆者の状況がよくわからなかった

当時私は24歳でしたが、一番年齢が近い人でも10歳くらい離れている状態(かつ、情報系出身ですごい仕事ができる方)でした。

ほかのメンバーは情報系以外出身の方もいましたが、社会人歴が10年以上ある方ばかりなので、新人の理解度などわからない状態だったのだと思います。

新人で社内ニートしていた時の気持ち

就職する前は忙しくないほうがいいな~と思っていたものの、いざやることがないとなると、かなり苦痛でした。

周りの同期はそれぞれのプロジェクトで作業を渡されていて、業務がわからないながらも忙しそうにしている反面、自分自身は暇な時間も多くあり、自分だけ取り残されているような気持ちになっていました。

また、プロジェクト自体は忙しいため、隣の方はいろいろ忙しそうにしつつ、自分は手を余らせている状況でした。かといって、具体的にお手伝いできることはなく、「自分って無力だな~」と感じるだけで何もできない状況が配属から3か月程度続きました。

社内ニートのときの過ごし方(自己研鑽するぞ!)

前述のとおり、2018年5月にプロジェクトに配属されてから、3か月程度は「時間よ、過ぎてくれ~」と耐え忍ぶ期間でした。

しかし、仕事をしているふりにも疲れてきたので、心機一転、ITエンジニアとして知識量を増やそうと下記のようなことをしました。

期間を決めて目標を立てる

期間を決めないと、やる気がわかないタイプなので、
3か月後までに下記のことを達成する。と決めました。

・議事録係を行っていた際にわからなかった言葉をすべて調べる。
 →まずGoogle検索をして、社内用語であると推測される場合は、後述の先輩社員とQA

・IT業界界隈で常識とされるIT用語を一通り知る
 →私は下記のブログを一通り読んで、知らない言葉をしらみつぶしにしていました。
  「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
  用語だけでなく、「コラム」や「違いの分かるピヨピヨ」もとても勉強になりました。

・ITパスポートの取得
 →後述します。

本来は定量的に数値目標にしたいところでしたが、まだまだIT知識と経験がなかったため、わからないことがわからない状態でした。そのため、完璧な目標を立てるよりも、まずは曖昧でも目標を設定することで着地としました。

ITパスポートを取得する

正直、プログラマーとしてはITパスポートではなく、基本情報技術者試験の勉強をすべきでしたが、
・当時まったくIT知識がなかったこと
・ITパスポートはCBT形式でいつでも受験可能なこと
・基本情報技術者の午前試験に出題内容が類似していること

上記のことから取得を目指しました。

確かに難易度は低かったですが、結果として何もしないよりは断然ましだったのと、ITパスポート合格後、基本情報技術者試験の午前問題への対策をほとんどしなくてよかったので、とてもよかったです。

先輩社員に意識的に時間をとってもらう

月に一度先輩社員との育成面談が1時間ほどありましたが、当時仕事がない私にとっては、一か月はとても長い期間でした。

そのため、先輩社員にほぼ社内ニート状態であることを相談し、作業を分けてもらえなければ、育成面談とは別に隔週で30分ほどQAの時間をいただけるように依頼しました。

この相談をしたところ、先輩社員は私が社内ニート状態だったことをわかっておらず、追加の宿題をくれたり、QA時間を快諾してくれました。

この結果、実作業はないものの、自分の知識量UPのためにスケジュールに張りが出て、とても効果がありました。

当記事では社内ニートの時の過ごし方は以上の記載としますが、もう少し深堀りした記事を後日公開しようと思います!

新卒一年目社内ニートの終焉

そんな中、社内ニートの終焉が訪れました。

それは2019年1月ごろに、所属しているプロジェクト内で、当時の現行システムから後継システムを制作する作業が本格的に開始したからでした。

・業務が新たになりキリがよかったこと
・プロジェクト内の所属チームが一新されたこと
・単純に人手が足りなくなり、新人でも戦力にする必要があったこと

などもあり、これを境に社内ニートを卒業しました。

卒業した後は怒涛の新規開発フェーズと保守フェーズが続き、退職するまでの残り3年はほぼ毎日の記憶がないぐらい多忙な状況でした。

(ちなみに退職したのは忙しいから~とかではなく、別のポジティブな理由です!)

まとめ

いったん今回の記事はこれくらいにしておきます。

筆者が社内ニート時代にやっていた作業や自己研鑽などは別の記事にして公開したいと思います!

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